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在宅ワーク用のパソコンを選んでいると、「Core i7まで必要なのか」「メモリは16GBで足りるのか」「ChatGPTなどのAIを使うなら高性能なGPUが必要なのか」と迷いやすいと思います。
ただ、一般的なデスクワークでは、単純に高性能なパソコンを選べばよいわけではありません。
重要なのは、ExcelやWordを使うことだけではなく、ブラウザ、PDF、生成AI、Web会議などをどのくらい同時に使うかです。
私はCAD用とは別に、家庭用・事務用として14型のLenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10を使っています。構成はRyzen 5 7535HS、メモリ16GB DDR5、SSD 512GBで、ポータブルモニターを追加した2画面でも使用しています。
Chrome、PDF、Word、Excel、PowerPoint、ブログ編集、YouTube、ブラウザ版生成AIなどの一般用途では実際に作業できています。ただし、複数のアプリを同時に開いた状態を確認すると、メモリ使用率が79%になる場面もありました。
そのため、「16GBでは足りない」とも「16GBならどのような使い方でも十分」とも考えていません。この記事では、実際の16GBノートPCの使用状況も確認しながら、Office、ブラウザ、生成AI、PDF、Web会議などを使う在宅ワークで、16GBと32GBをどう判断するか整理します。
- 結論|一般的な在宅ワークなら16GBメモリを基準に考えやすい
- PC性能は「何を使うか」だけでなく「何を同時に使うか」で考える
- Web・メール・文書作成中心なら高性能PCまで必要ない
- Office・ブラウザ・PDFを同時に使うなら16GBを基準に考える
- 実際に16GBで複数アプリを開いたときのメモリ使用量
- Web会議・AI・多数のタブまで重なる場合は余裕を考える
- 16GBと32GBで迷ったら、同時作業の量で判断する
- Core i7まで上げる必要があるかは作業内容で決める
- ChatGPTなどをブラウザで使うだけなら高性能GPUを優先しなくてよい
- SSDは512GBを基準に、保存するデータ量で1TBを検討する
- 私のCAD用PCほどの性能は一般的なデスクワークには必要ない
- 性能を抑えてよい人・16GBを基準にする人・さらに余裕を持たせる人
- まとめ|16GBを基準にしつつ、同時作業が多ければ32GBも検討する
結論|一般的な在宅ワークなら16GBメモリを基準に考えやすい
現在、新しく在宅ワーク用PCを購入するなら、私はメモリ16GBをひとつの基準として考えます。
Web、Office、PDF、Web会議、ブラウザ版の生成AIなどが中心であれば、最初から32GBメモリや高性能な独立GPUを必須条件にする必要はありません。
一方、16GBだから常に十分な余裕があるとは限りません。実際に私の16GBノートPCでChrome、PDF、Excel、PowerPoint、Wordなどを同時に開いたところ、通常の操作は行えていましたが、撮影時のメモリ使用率は79%でした。
| 主な使い方 | CPU | メモリ | GPU | SSD |
|---|---|---|---|---|
| Web、メール、文書作成中心 | 一般向けCPUで検討 | 8~16GB | 内蔵GPUで検討 | 512GB前後 |
| Office、ブラウザ複数タブ、PDF | 中間クラスを基準 | 16GBを基準 | 内蔵GPUで検討 | 512GB前後 |
| Office、AI、多数のタブ、PDF、Web会議を並行 | 中間クラス以上を用途に応じて検討 | 16GB、余裕重視なら32GB | 一般用途なら内蔵GPUも候補 | 512GB~1TB |
| CAD、動画編集、ローカルAIなども使用 | 用途ごとに確認 | 用途ごとに確認 | 用途ごとに確認 | 保存量に合わせる |
在宅ワーク用PC全体の選び方から確認したい場合は、在宅ワーク・デスクワーク用パソコンの選び方|作業内容から必要な性能を判断で整理しています。
PC性能は「何を使うか」だけでなく「何を同時に使うか」で考える
在宅ワーク用PCの性能を考えるときは、「Excelを使う」「Wordを使う」といったアプリ名だけでは判断しにくいです。
Excelだけを開いて作業する場合と、ブラウザを複数開き、PDFを表示し、Web会議をしながらExcelを使う場合では、必要になる余裕が変わります。
PCを選ぶときは、普段開いているアプリの数、ブラウザのタブ数、Web会議中に別の作業をするか、PDFやOfficeファイルを複数開くかなどを確認しておくと判断しやすくなります。
- 普段いくつくらいのアプリを開くか
- ブラウザのタブを何枚くらい開いたままにするか
- Web会議をしながら別の作業をするか
- PDFやOfficeファイルを複数開くか
- YouTubeや音楽を流しながら仕事をするか
- 将来、作業内容が増えそうか
1つずつは一般的な作業でも、同時に使うアプリが増えるほどメモリの使用量は増えやすくなります。
Web・メール・文書作成中心なら高性能PCまで必要ない
Web閲覧、メール、Wordなどの文書作成が中心で、同時に開くアプリが少ない場合は、CPUやGPUだけを上位モデルにする必要性は下がります。
このような用途では、CPUの型番だけでなく、メモリ容量、SSD容量、画面、キーボード、端子などを含めて、普段の作業に合っているかを見ることが大切です。
8GBメモリでも用途によっては使えますが、これから仕事用として新しく購入し、Officeやブラウザ、PDFなどを併用するのであれば、私は16GB搭載モデルを優先して探します。
Office・ブラウザ・PDFを同時に使うなら16GBを基準に考える
一般的な在宅ワークでは、WordやExcelだけを単独で使うより、ブラウザやPDFなどを同時に開いて作業することが多くなります。
- Excelを開きながらブラウザで調べものをする
- Wordで文章を作りながらPDF資料を見る
- 複数のブラウザタブを残したままOfficeを使う
- YouTubeや音楽を流しながら作業する
- ブログやWebサービスを複数開いて作業する
私が家庭用・事務用として使っているLenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10は、Ryzen 5 7535HS、メモリ16GB DDR5、SSD 512GBという構成です。
このPCでは、Chrome、PDF、Word、Excel、PowerPoint、YouTube、ブログ編集、ブラウザ版生成AIなどを使っています。ポータブルモニターを追加して2画面で作業することもあります。
通常の一般用途では作業できていますが、今回あらためてメモリ使用量を確認すると、複数アプリを同時に開いた場面では16GBに大きな余裕が残っているわけではないことも分かりました。
実際に16GBで複数アプリを開いたときのメモリ使用量
16GBでどの程度使えるのかを確認するため、普段使用している一般用途のノートPCで複数のアプリを開き、Windowsのタスクマネージャーを確認しました。
確認に使用したPCは、Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10です。
- CPU:AMD Ryzen 5 7535HS
- メモリ:16GB DDR5
- SSD:512GB
- GPU:AMD Radeon内蔵グラフィックス
- 画面:14型ノートPC+ポータブルモニター
撮影時には、Adobe Acrobat Reader、Google Chrome、Microsoft Excel、Microsoft PowerPoint、Microsoft Wordなどを起動していました。

この状態でも、ブラウザやOfficeソフトを切り替えながら通常の操作は行えていました。
一方、タスクマネージャーではメモリ使用率が79%になっています。Chromeは19プロセスで約1.35GBを使用していました。撮影時のCPU使用率は約9%ですが、今回確認したいのはCPU性能ではなくメモリの使用状況です。
さらに「パフォーマンス」のメモリ画面を確認すると、搭載メモリは16.0GB DDR5で、Windows上で使用可能として表示されている容量は13.7GBでした。

撮影時は約10.8GBが使用中で、利用可能なメモリは約2.9GBでした。また、2.3GBがハードウェア予約済みとして表示されています。
この結果だけを見ると、16GBでもChrome、PDF、Word、Excel、PowerPointなどを同時に使うことはできています。ただし、メモリ使用率79%という状態から、常に大きな余裕が残っているとも言えません。
なお、これは特定のタイミングでタスクマネージャーを確認した結果であり、性能を比較するためのベンチマークではありません。ブラウザのタブ数、開いているファイル、バックグラウンド処理などによってメモリ使用量は変わります。
そのため、Web、Office、PDF、Web会議、ブラウザ版生成AIなどが中心であれば16GBを基本候補にできますが、多数のアプリやタブを常時開いておきたい場合は32GBも検討対象になります。
CADや動画編集などの専門用途まで同じPCで行う場合も、一般用途とは分けて必要なメモリ容量を確認したほうがよいでしょう。
Web会議・AI・多数のタブまで重なる場合は余裕を考える
在宅ワークでは、Web会議へ参加しながらブラウザで資料を確認し、ExcelやPDFも開くなど、複数の作業が重なることがあります。
16GBでも作業できる場合はありますが、多数のブラウザタブや複数のアプリを常時開いたまま使う人は、メモリの余裕も確認しておきたいところです。
今回の実測でも、一般用途の複数アプリを開いた状態でメモリ使用率は79%でした。これは「16GBでは不足している」という意味ではありませんが、「16GBなら常に十分な余裕がある」とも言い切れない結果です。
アプリをあまり閉じずに切り替えて使う場合や、今後さらに用途が増える場合は、32GBを選ぶことで余裕を持たせやすくなります。
16GBと32GBで迷ったら、同時作業の量で判断する
16GBを基準に考えやすい人
- Officeを使う
- ブラウザを複数開く
- PDFを見る
- ChatGPTなどをブラウザで使う
- YouTubeや音楽を流す
- 一般的なWeb会議をする
これらの一般用途が中心であれば、まず16GB搭載PCを候補にして、自分が同時にどの程度のアプリを使うかを考える方法があります。
32GBも検討したい人
- ブラウザタブを大量に開いたままにする
- 複数のOfficeファイルやPDFを常時開く
- Web会議をしながら複数アプリを使うことが多い
- アプリを閉じずに切り替えながら使いたい
- 今後さらに用途が増える予定がある
- CADや動画編集など、事務作業以外の用途も兼ねる
32GBは一般的な在宅ワークの必須条件ではありません。16GBで作業できるかどうかだけでなく、自分の使い方でどの程度の余裕を持たせたいかまで含めて判断します。
Core i7まで上げる必要があるかは作業内容で決める
仕事用PCだからという理由だけで、必ずCore i7クラスを選ぶ必要はありません。
Office、ブラウザ、PDF、Web会議などが中心なら、Core i5、Core Ultra 5、Ryzen 5などの中間クラスも候補になります。
私が一般用途で使用しているノートPCもRyzen 5 7535HSです。今回のメモリ確認時にも複数のOfficeアプリやChromeを起動していましたが、CPU性能を比較するための検証は行っていません。
動画編集やCADなどCPU負荷の高い用途も兼ねる場合は、それぞれの作業に合わせてCPU性能を確認します。
ChatGPTなどをブラウザで使うだけなら高性能GPUを優先しなくてよい
生成AIを使う場合は、ブラウザ経由で利用するサービスと、PC本体でAIモデルを動かす用途を分けて考えます。
ブラウザ版の生成AIサービスを利用することだけを理由に、高性能な独立GPUを必須条件にする必要はありません。一般的なOffice作業やWeb利用と組み合わせる場合は、CPU内蔵グラフィックスを使用するPCも候補になります。
一方、ローカル環境でAIモデルを動かす場合や、3D CAD、3DCG、動画編集などを行う場合は、GPUに求める性能が変わります。
SSDは512GBを基準に、保存するデータ量で1TBを検討する
Officeファイル、PDF、ブラウザ作業などが中心であれば、SSDは512GB程度から検討しやすいです。
私が一般用途で使っているLenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10も512GB SSDです。
一方、写真や動画、大量の仕事データなどをPC本体へ保存する場合は、1TBを選ぶ意味が大きくなります。SSD容量も「大きいほどよい」と考えるのではなく、自分が保存するデータ量から判断します。
私のCAD用PCほどの性能は一般的なデスクワークには必要ない
私は一般用途の16GBノートPCとは別に、SolidWorks用のデスクトップPCを使用しています。
- CPU:Intel Core i7-14700F
- GPU:NVIDIA RTX A1000 8GB
- メモリ:32GB
- SSD:1TB NVMe Gen4
こちらはSolidWorksを使うことを前提にした構成で、一般的な在宅ワーク用PCの基準にはしていません。
今回確認した16GBノートPCでも、Chrome、PDF、Word、Excel、PowerPointなどを同時に使えていました。一方でメモリ使用率が79%になる場面もあったため、一般用途でも同時作業の量によって必要な余裕は変わります。
CAD用PCが32GBだから一般用途にも32GBが必要というわけではなく、それぞれの作業内容を分けて判断することが大切です。
性能を抑えてよい人・16GBを基準にする人・さらに余裕を持たせる人
性能を抑えてよい人
- Web閲覧が中心
- メール中心
- Wordなど軽い文書作成が中心
- 同時に開くアプリが少ない
この場合は、CPUの上位モデルや独立GPUを優先する必要性は低くなります。
16GBを基準に考えたい人
- Officeを仕事で使う
- ブラウザのタブを複数開く
- PDFを頻繁に見る
- ブラウザで生成AIを使う
- Web会議をする
- YouTubeや音楽を流しながら作業する
- 仕事と家庭用・趣味用を兼用する
この範囲なら16GBを基本候補にできます。ただし、複数アプリを同時に使う量が多い人は、今回の実測結果のようにメモリ使用率が高くなる場面も考えておきます。
32GBや上位CPUを検討したい人
- 多数のアプリを常時開いたまま使う
- ブラウザタブを大量に開く
- 重い処理も同時に行う
- CADや動画編集なども兼用する
- 購入後の用途拡大を見越して余裕を持たせたい
32GBを選ぶ場合も、「多いほど安心」という理由だけではなく、実際の同時作業や専門用途に必要かどうかで判断します。
まとめ|16GBを基準にしつつ、同時作業が多ければ32GBも検討する
在宅ワーク用PCでは、Office、ブラウザ、PDF、Web会議、ブラウザ版生成AIなどが中心なら、16GBメモリを基本候補にできます。
実際に私が使っているRyzen 5 7535HS、メモリ16GB、SSD 512GBのノートPCでも、Chrome、PDF、Word、Excel、PowerPointなどを同時に開いて通常の操作を行えています。
ただし、今回その状態をタスクマネージャーで確認したところ、メモリ使用率は79%、使用中は約10.8GB、利用可能は約2.9GBでした。
これは16GBでは作業できないという結果ではありません。一方で、16GBならどのような使い方でも十分な余裕があることを示す結果でもありません。
ブラウザのタブ数や起動するアプリが多い人、複数アプリを常時開いておきたい人、CADや動画編集なども同じPCで行う人は、32GBも検討対象にすると判断しやすくなります。
一般的な在宅ワーク用PC全体の選び方を確認したい方は、在宅ワーク・デスクワーク用パソコンの選び方|作業内容から必要な性能を判断も参考にしてください。
更新日:2026年09月27日

